quiet life again
- 2012.05.16 Wednesday
- 09:35
天秤座なので、
自分の中にある、
堅いところと柔らかいところのバランスが、
いつも気にはなっているのだが、
中途半端に対するコンプレックスも強いので、
何かにつけて行き過ぎてしまい、
気がつくと周囲に嫌な思いをさせてしまっている。
まあ、よかれと思ってやっているので、
さほど気にしていない。
10代後半、
先輩の影響もあって、
JAPANというバンドをよく聴いた。
もちろん今でも好きで、
何曲かiTunesに入れてはいるが、
完全に落ちきっていない夕日のような、
悲しげなメロディがその後の作品を予感させる3枚目辺りが、
しっくり馴染むので、
完成された後期のアルバムしか購入できないことに、
多少の疑問と不満は残るが、
私にとっての退廃耽美主義的ヒーローとは、
このバンドに集約されることなので、
何年か前に呼んでもらった、
大友良英さんの「SOLA」に
デヴィッドシルヴィアンも参加するかもしれないと聞いた時には、
っ、ついに共演!音楽続けてきてよかった、
などと真剣にときめいたのは記憶に新しいが、
ともかく自分の音楽を書くようになってからは増々、
枯れる、落ちる、沈む、
などの言葉がキーワードとなって、
寝床に入った私の耳に、
何者かが暗黒の呟きを
吐息まじりに囁くので、
きっとシルヴィアンの生霊に違いないと、
密かに思っていたりして、
もしそうなら、
私の音楽遍歴、80年代のリアルタイムは
以外に屈折していたのだな、etc。
curve
- 2012.05.15 Tuesday
- 07:52
そこのペペロンは、
オイルと極細のニンニクが溶け合い、
しかもそのオイルと麺の配分が完璧で、
なめらかな塩加減が、
口の中でふくよかで絶妙なアンサンブルを奏でている。
それになんといってもリーズナブル。
せっかくこの町に来たんだから寄って正解。
ゆっくりとした雨。
スタジオの鏡越しに映る己の姿の、
力みのない自然さに不思議な安堵を感じて、
ふと、もしこの感情を
「あはれさ」に近いものと表現出来るなら、
枯れを美に転換できる日本人でよかったと思いつつ、
いっそのこと反対側に振り切れてくれたら、
人生どんなに楽だろうかなどと、
また考えている。
秋の訪れのように、肉体はゆっくりと下降するカーブを描いていくが、
それと引き換えに
醸し出される成熟したリヴァーブが体内に響き渡るのなら、
若さの爆発より迷わずそちらを選択する。
無論、自分が20代なら、
そんな選択はするはずもないが。
breath
- 2012.05.13 Sunday
- 19:18
Nポートマンは、
そういえば「レオン」の子役時代から、
歩く時に足のつま先が外側を向いていたし 、
凛とした姿勢の中にあるしなやかさが向日葵のようで、
「BRACK SWAN」が、彼女が辿ったバレエの終着駅とくれば、
その結実に納得、そして喝采。
自分のはらわたをえぐり出してでも、
黒いどろどろを獲得出来ないことには、
超一流にはなれないのね、
素の彼女が昇ってきた階段ともリンクしそうなお話はなかなかリアル。
万引きウィノナも、成れの果て役がやたらハマり、
17歳のカルテはとうに破り捨てられたか。
母の日に、花は送らず、
衝動買いの宿根ベイビーズブレスが、
風にやや寒そうに煌めいている。
こんな快晴の日に、
田舎の年老いた母に電話の一本もかけられないのは、
自分勝手な、甘えという薄雲が、
私の空ではまだまだ大勢を占めているからに他ならない。
照れ、はもはや大人の言い訳にはならず、
やれやれ、
なんとも情けない限りである。
practice
- 2012.05.12 Saturday
- 11:10
ちょっとしたトラブル続き。
で、やや神経質。
「Black Swan」。
今日も気になる時間の流れ。
甲府で買った古着のTシャツ。
枯れかけのバラ。
プラクティス。
busy。
responce in a bottle
- 2012.05.11 Friday
- 21:38
ブルズ、1stラウンド敗退。
やっぱりレギュラーシーズンとプレイオフは違うのだ。
プレッシャーへの耐性はいつも高めておく必要がある、
音楽も例外でなく。
初めて即興演奏に手応えを掴んだライヴは、
おそらく1991から1993頃になんばのベアーズで、
アルタードがマンスリィで出演していたある日の、
今は亡きヴァイオリンのHONZIをゲストに迎えたあの日の、
ファーストセットの演奏だ。
ほどほどの緊張感の中、演奏が始まるとすぐに回りの音が、
とても分離よく良く聴こえてきたことを覚えている。
何もかも、宇宙全体が入っている透明のガラスの瓶、
その中身を、そのときの私は、
自由に出し入れして遊んでいる子供のようだった。
自分のやるべきことを突然、身体全体が理解し、
それまで何年も見つけられないでいた答えが、
急にすらすらと解けて行った。
あれから20年、
様々に変化は訪れて、
ずうっと上がっているそのらせん状の階段は、
未だその先が見えないが、
立ち止まって下を覗き込んでみると、
ずいぶん昇ってきたことがわかる。
barcelona
- 2012.05.09 Wednesday
- 01:44
同じJバルデム主演でも、
Wアレンとは全く違うバルセロナが描き出されている、
イニャリトゥ監督の「BIUTIFUL」。
この尋常でない映像美の深さといったら。
物事は多視点からの検証が大事だ、と思うのである。
自分の視点と同時に、他の角度からも俯瞰ができなければ、
何かを自分の中により深く取り入れる作業は難題となる。
あらゆる事象は見る人の視点で変る、量子力学なのだから。
音楽も、
聴き手が、音符以外の様々な景色の彩りや風合いを認識し、選択し、
まさにアレンジすらできるような、
そんな視覚的な広がりの提示が重要だ。
その中では聴き手がその音楽の答えを握っている、
まるで自分の家の壁紙や絨毯を自由に選択して快適さを手に入れるように。
そしてその為に、
送り手はあらゆる色彩の絵具をパレットに準備しておかなければならない。
そうした音の中核には決して与える側からの一方通行でない、
お互いに影響を与え合い、そして共有するという、
いくら汲んでも枯れない川のような永遠性が存在していると確信している。
そうした空間を提供、構築して行くための誘い水のような行為が、
私にとって演奏する、ということなのである。
supermoon
- 2012.05.07 Monday
- 13:45
地球に月が最も接近し、かつ満月となることで、
見かけが14%大きくなり、
通常の30%も明るいという特別な満月、
スーパームーン。
まさに昨夜の月の白さといったら、
太陽熱にじかにさらされたその表面より、
すべての存在が蒸発していくのが、
肉眼でもはっきりと目撃できそうな、
これが岩と砂の地面からの反射光とは、とうてい信じがたい。
かつて見たことの無いない様相。
そしてこれが予言書の一節に示されているかのように指し示すは、
地球が氷河期に向かっていて、
おそらくその速度も早まっているという、
限りなく事実に近い推察。
季節は暖かさをもたらそうとも、
冷え行く地球は、
容赦ない冷気を北風小僧のごとく大地に投げつけ、
結果的に桁外れの異常気象を全世界に引き起こす。
まるで映画のようなパニックが大都市を襲う日も、
そう遠くないかもしれない。
間違いなく、
いつかこの体を脱ぎ捨てなければならない日が来るし、
音楽によって社会に貢献するための、
時間はあまり残されていないのかもしれないが、
それでも何かを”込めず”には生きていかれない、おそらく。
個人表現を超えた大いなる意思が顕現し、
人間と自然や環境を一つに結び、
いつかの地震や、放射線の問題も
その時代にとっては必要な意味を持っていたのだと、
そう未来の遺伝子が認識する日を待ち望みながら、
今日も私の心臓は動き続ける。
thunder
- 2012.05.06 Sunday
- 15:02
雷鳴、
西の空から黒い雲がやってくる、
まるで許されざる罪への誘惑を誘う魔女のように。
道を挟んだ向かいの家のえんじ色の瓦屋根は、
これから巻起こる嵐に対する覚悟はすでに万全で、
先々への不安は微塵も感じないかのように赤々と鈍い光を放っている。
その上に真っ直ぐのびるテレヴィジョンのアンテナは、
背景の雲が黒さを増すにつれ、
我も自己主張せんとばかりに
銀色の槍のようなその細身を反り返らせる。
ついに一瞬の閃光、
ばらばらと、収穫を待ちかねるイナゴのように飛来する水滴に混じって、
氷の塊が大地を貫かんばかりに白い昆虫のごとく降り注ぐ。
どうやら我々は本当に天地の神の怒りを買ってしまったようだ。
通り過ぎる車はその空からの洗礼に、
言葉を失い、ひたすらに逃亡を続ける犯罪者のように、
水しぶきをあげ逃げ惑うばかり。
と、束の間、
水色の空間が、
ゆっくりと広がってゆく。
逆回転の映像のように、時間が戻ってきたかのように、
穏やかな空気が辺りに立ちこめる。
怪物のごとくゆがんだ大口を開けていた家々の窓ガラスは
何の変哲も無い無機質な鋭角をすでに取り戻している。
もしも、
誰かが突然ドアをノックしたかのような、
この不意の嵐の訪れが、
人生に突きつけられた最後通告を意味するならば、
私は真っ先に何をすべきであろうか。
rice bread on canvas
- 2012.05.05 Saturday
- 06:11
アゲハ蝶と遭遇、
季節は感じている以上に進んでいるらしい。
小さく白く丸い弾力のある、
米粉のパンをよく食べている、
気がつくと。
普通のパンより好きかもしれない、
ちょっぴり甘い、
だからコーヒーとそれだけで充分。
これって、足るを知る、ってことかな。
ふと思い出す昔のCM、
シンプルライフ、ってキャッチフレーズ。
広大な白いキャンバスのように、
(そこに赤い絵具を一滴たらしただけで、どれだけの刺激と波紋が巻き起るのか)
そんな風な人間になれたらよいなと思っている。
灰野敬二さんだけが私を完全に雨の使いと認識されているようです。
focus
- 2012.05.04 Friday
- 15:10
靴底を三回も直しているお気に入りの革のショートブーツがある。
それをデザインしたKAKIさんには、
「雨の日は履くなよ。(傷むから)」と言われて、
気をつけてはいたのだが、
決まって履いた日に限って雨が降ってくるのはどういうわけだ。
下北でアンティークの照明を見つける。
赤いチープなシャンデリア。
いつかのギャラで買う算段しつつ、いつになるやら。
気分は初夏の日差し、実際はズブ濡れ。
何故だか今日は赤にフォーカス。
明るい未来への燃えたぎる情熱がそうさせるのか。
いや昨夜遅くの、
大辛トムヤムクンの残像に違いない。
スケジュールのチェックをしたら、
ビールでも飲んで早めに布団へ、
そんな気分の夜。
じたばたしても始まらんね、別に焦りはないけど。
さあ UBT week、
虹も出たし、ぼちぼち雨もあがることでしょう。