in the bus from

  • 2016.12.12 Monday
  • 09:39

どこかの航空機が放った雲が、
ねじれて更に鱗状に広がりつつある。
今日もなかなかの快晴である。

高速道路では朝から車は激しく行き交って、
こんな日にはバランスを緩やかにする為の、
ゆったりした音楽が必要だ。
選択したイヴァンリンスは、
まるでストーブのように肌寒い足元を包み込む。

生前よく父が石油ストーブの上で何やら食べ物を焼いては、
酒のつまみにしていたのを思い出す。
その死んだ父とも、健在の母とも離れて暮らしてずいぶんと時が経つ。
ずいぶん親不孝を続けてきたが、
なんとか私の生きる道が軌道修正されたことが伝わったのか、
ようやく口うるさく言わなくなった母の声は、
ちょろちょろ燃える薪のように寂しげなのが、
最近私は少し気にかかるのだ。
黙って見守るのが一番難しい愛情だと、
何かの広告が言っていた。

車中にて。
コメント
イバンリンス、センス良いですね。
素敵な文章ですね〜。
  • 五十嵐
  • 2016/12/26 11:37 PM
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