lights

  • 2018.03.02 Friday
  • 18:27

滑走路の誘導灯はどこまでも伸びて、
やがてシナプス、あるいは毛細血管のごとく首都の鼓動が、
幾筋もの銀色の光となって眼下に広がって行く。

超高速で駆け抜けた旅の残像は、
帰京の束の間、
深呼吸すら置きざりにして、
まだまだそのスピードを緩める気配はないようだ。
そしてアイヌの地は未だ見ぬ閃光と、
冷ややかな嘲笑にも似た一陣の風をきっと私に浴びせかけるに違いない。

だが、
ようやく掴みかけた、
その音塊よ、
どうかそのままこの掌に消えずにいておくれ。
深い海の底にも似た安堵があるうちは。

それが無我の境地なら、
なおさらに。
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