muga phenomenon

  • 2018.06.23 Saturday
  • 11:46

残雪の鳥海山は、
まるで原子心母の乳牛だ。
豊かに流れる最上川はリレイヤーの大蛇のごとき、
そして広大な水田の連なりは満面の笑みで我々を迎え入れてくれた。

荒ぶる優馬が嘶くようなリヴァーブの果てに、
クライマックスは東に赤く佇む火星に捧げられたのだった。

庄内という土地の偉大さは、
誰もが感嘆するであろうその自然の姿形に甘えるところのない、
その土地に暮らす人々のひたむきさと柔らかさの空気そのものが、
異種の我々を大きく包み抱いてくれるところに存在していた。

我々の音楽が、
とてつもなく社会に貢献する日が来たら、
きっとこんなあたたかさを大いにたずさえて。。


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