i n a
- 2017.01.31 Tuesday
- 08:21
海沿いに進む超特急からは、
アルプスの白い反射が山々のそのまた向こうにくっきりと見えることに、
今初めて気がついた。
確かあの辺りは、
私のご先祖様がたどり着いた場所であった、はず。
然るべき場所にこうして存在していることは
様々な縁によって導かれてきた証。
関わってきたあらゆる人々、物事との繋がりを思うに、
それだけでも人生とはとても不思議で美しい。
幾たび後悔も反省ももちろんあるが、
気負わずに、
全てを考慮に入れて、
見つめていればいいよ。
昨夜の出来事も、
また明日という駅に延びている線路なのだから。
less
- 2017.01.28 Saturday
- 16:30
フレットが失われたギターは、
遠くを旅をする詩人のように、
ゆらゆらと風に誘われるままに、
あちらこちらにその痕跡を残しながら、
新しい予感という名の香りを放って、
遥か彼方へと消えて行った。
全ては出会い、過ぎ去っていく。
生きていることが奇跡なら、
ここは既に神様のベッドの中なんだね。
何にも捕らわれることなく、
ただ丸まっているよ。
冬の大阪にやってきた。
夕日に染まる天王山を右手に見つつ。
muga
- 2017.01.20 Friday
- 19:02
第二の故郷、京都へ。
今回は自身の音楽人生がかかっている旅、
と言ったら大げさかな? w。
何しろ
自身の音楽が表現できることに加えて、
とてつもないキャリアの二人がサポートしてくれるのだ。
こんな素晴らしい経験は二度とないかもしれない。
音符びっしりの譜面としょっちゅう対峙していることからの反動はあるにせよ、
本当にシンプルな音楽が生まれてしまった。
天才的な、あるいは華やかさ、などとは程遠い、
蓄積と集積の音塊が、
巨大なsystem sideをいつか凌駕することを夢見て。
1/29(日)
MUGAMICHIRU @ 京都メトロ
18:30 Open
drinkin' or talkin'
- 2017.01.18 Wednesday
- 11:45
新年会 w
たまには気分を変えて外出も良いものだ。
孤独を分かち合えるような仲間は、
以外に近くに居てくれたのだ。
今日は
あまりに空が遠くまで青いので、
新宿の高層ビルと視界に入る小さな松の枝だけで、
ここはワイキキのビーチかと一瞬連想してしまった。
こんなに寒いのに。
また友人の訃報が。。
そう、日毎に様々な出来事は起こり続ける。
落ち込んでいても仕方がないよ、
それが生きるってことなのだ。
偶然かかったマッカートニーが私の背中を押してくれている。
音楽のあるべき姿ってこれか。
keep o r
- 2017.01.12 Thursday
- 21:05
高速のガードをくぐると、
川沿いの道は緩やかな坂道になる。
その先は急に広がって、
タワーマンションの赤い常夜灯のずっと奥に
漆黒に塗りつぶされた日本一高き峰のシルエットがくっきりと浮かび上がった。
間違いなく、
日暮れの時間はだんだん長く伸びているようだ。
とりあえずは、
フレットのないベースがなかなか楽しいのである。
思うに、
平均律で表される音楽の殻を撃ち破ることが、
自らの使命となりつつある現在、
灯台下暗し、
とまでは行かないが、
ただ弾くだけであっという間に、
遥か彼方まで突き進むような感覚が、
こんな身近で体験できるとは。
あるいは瓢箪から駒、というべきか。
何にせよ新しい楽器への挑戦は、
それ自体が、
緊張感のある、
鈍った頭の音楽家には有効なひとつのカンフル剤となるのだ。
今後、しばしばライヴで登場する可能性を感じながらも、
残念ながら亀の歩みは変えようも無く。。
振り返ると満月。
期待と不安は彼に祝福されているのだろうか。
修行は永遠に続いてゆく。
neu
- 2017.01.03 Tuesday
- 10:59
明けましておめでとうございます!
ありがたすぎる陽射しの柔らかさが、
神さまからの恩寵なのか、
はたまた地球崩壊へのさらなるカウントダウンなのかは分からないが、
とにかく今の東京に生きる人間にとって、
これは有難いちょっとした御年賀なのでは。
少し時間が出来たので、
何も考えない時間を過ごすことが、
ほどほどのリセットになるのではと、
正月明けの数日をサボタージュしようとする理由を説明している訳であるが、
慣れない不安で気が急いたりして
体内時計が狂ってしまうのは目に見えていて、
まだ何にもしていないのに、
四面楚歌のような気持ちに陥っているのは一体どういう訳なのだ。
サンガニチから
落ち着きのない、
自称ミュージシャン(?)
の1年がまた始まって。。