heav y
- 2018.08.31 Friday
- 15:07
雨男の勲章はだてではなかった、
最近は降られていなかったので忘れていただけなのか。
プライベートの旅行記を書けと言われたら、
今回の山形豪雨を書かずにはいられない。
前の車が見えないほどの水量は、
むしろ私の中にあった日頃のもやもやを、
すっかり洗い流して、
自分がやらなければならない今の課題を、
はっきりと眼前に広げて見せてくれたのだった。
稲穂は続くよ、何処までも。
喜多方らーめん美味しかった。
se ven
- 2018.08.27 Monday
- 19:06
随分と、
太陽の位置は南にずれて、
明らかに地球は太陽を周回している。
明日からは旅に出て見ようなどと画策している。
それにしても、
早いと思った秋の訪れは、
高気圧の踏ん張りでうやむやになり、
気がつくと毎日汗だらけで、
人生とは油断ならない、
日々修行!
蝉が最後の力を振り絞って、
暑い空気を切り裂いては鳴いている。
pin k
- 2018.08.24 Friday
- 18:53
足早に流れ去る、
ねずみ色の雲の遥か上のほう、
これぞ台風一過とも言うべき、
鮮やかなあかね色の空が美しく広がっている。
あの空の向こうに、
「いったい何が待っているの?」
それを聞いた母は驚きながら、
「おめは詩人のようだな?」
東北の夏は早くて、
足早に過ぎ去る、
ちょうど今日の雲のように、
もうずうっと昔、
私達は呆然と、
その訪れを木々の隙間から見上げていたものだ。
母は老いて、
私もそろそろ自分の生き様を記さなければならない年になり、
ただ積み重ねた確かな何かが、
フワリと過ぎった赤トンボの背に重なった瞬間に、
なんだか私はゆっくりと
優しい気持ちに満たされたのである。
そんな夕方、かな?
bl ue
- 2018.08.22 Wednesday
- 23:55
ステージも佳境、
蒼い光で満たされるなか、
陽炎のような淡い1匹の小さな羽根虫が、
私の前に現れた。
弾き出す高音と呼応するように、
それはしばらく私の前で舞を披露して、
そして去っていった。
そうか、
何かが腑に落ちたわたしは、
そういうことか、
と、
つぶやいた瞬間に、
とてつもなく深い新海にいるこころもちに満たされて。
今日が終われば…
嗚呼、
安堵と切なさが同時にやってきたよ。
r h
- 2018.08.21 Tuesday
- 01:55
MICHILLのリハ後である。
まずは、
素晴らしい音楽人ふたりに出会えたことに感謝して。
人生はいつでも修行、
好き好んで足かせをはめる必要もあるまいに、
だからこそ音楽やメンバーとのやりとりに、
こんなにも救われて、
素晴らしい経験をしていることに、
いまさら気づくなんて、
なんだか胸がいっぱいに。
ともかく、
全てのネガティヴな色々が帳消しになる瞬間が、
今日はあったことを報告して。
このプロジェクトは私にとって、
もうただあるだけで、
それだけで十分過ぎる。
8/22、
後は楽しむだけ。
台風だって避けてくれそう。
それで御の字だよ。
s tar
- 2018.08.18 Saturday
- 04:15
東の空、
明け方にはベテルギウス。
あのオリオンの赤色超巨星が、
もしも爆発したら、
夜空も昼間の様に明るくなるそうだ。
そして、
その光は何ヵ月も続いて、
何よりもそれは何百年も前の輝きなのだ。
季節がまた巡り巡って来たようだ。
吸う息から、
吐く息に変わるように、
何かが一周したことを感じる様は、
まるで昨夜の演奏みたいに。
sk y
- 2018.08.17 Friday
- 11:37
今日の雲は一段と高く、
DNAの螺旋を間近で見ているかの如くに、
方々きめが細かく、
何かが必然の変化を遂げていく様が明らかにされて行くようだ。
空ばかり見上げているつもりが、
いつしか自分の内側を覗き込んで、
インスピレーションが湧いてくるのを待っている。
芸術ってのは、
鳶や鷹が空高く舞っているような、
シャチやクジラが呼吸を整えるような、
人が誰かの為に命を削りたくなるような、
そんなギリギリの部分にいないと生まれてこないのかな。
drum s
- 2018.08.13 Monday
- 23:43
MICHILLの第5弾を8/22に発表します。
前回までの作品が「静」だとすると、
今作は「動」。
コントラストはより明らかに!
秋の香りがゆっくりと降りてきた、
あの空から。
思うに、
季節はどうやら前倒しになっているようだ。
磁場の変化や地軸の移動などの情報も、
根拠の無いただの眉唾とは言い切れない。
それから、
今自分に何が出来るのかを問うてみる。
社会に貢献するとは、
それが私にとって何を指し示しているのか。
そう、
地球が回っている間にね。
o b o n
- 2018.08.11 Saturday
- 12:17
そろそろお盆。
死んだ人たちが子孫に会いに来るなんて、
そんなことがどうして分かるのか不思議だが、
昔からずっと伝わっている、
今の時期には欠かせない行事なのだから、
それはきっとほんとうのことに相違ないのだ。
今年の夏は久しぶりに、
自分のことが自分の間合いで出来ているから、
心にも何がしかのゆとりのような感情も生まれて、
突然の雨のように、
この目には見えない気配の世界が私自身に降り注いでいるようだ。
そんなわけで皆が口にしているような、
夏の暑さでさえさほどは苦にならない。
もし死んだ父親も戻って来ているのなら、
私はいま何を伝えるのだろう。
蝉時雨が目にしみる。